ISBN:4163246703 単行本 三浦 しをん 文藝春秋 ¥1,680

直木賞受賞作だけあって、
すごくよかった。

まほろ駅前で便利屋を営む多田と、
高校の同級生行天。

この二人には実は因縁めいた出来事が高校時代にあったのだが、
ひょんなことで再会し、
行く当てのない行天が多田のところに転がり込んでくる。

はじめは迷惑そのものだった行天の存在だったが、
彼の存在は多田の心の奥にしまわれた
決して誰にも触れられたくない部分を、
揺さぶるようになる。

便利屋の仕事は様々で、
そこで出会う人たちとの交流も面白い。
で、行天と多田の抱える過去の秘密が、
すごくなんていうかイマドキな感じで、
なんだかグッと来た。

行天の変人ぶりがかなりいい。

結末も、好きなパターンだった。
お気に入りの一冊&作家さんとなりました。

他のも読んでみようかな。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索