ドライブイン蒲生

2006年11月10日 読書
ISBN:4309017665 単行本 伊藤 たかみ 河出書房新社 ¥1,470

図書館で借りて読んだんだけれど、
芥川賞を受賞した「八月の〜」よりも断然よかった!!

収録された三つのストーリーどれもが家族について
(かなり個性的な家族だ)の話だが、
この作家の描く家族像、家族観が自分は結構好きだ。

特に最後の「ジャトーミン」なんか面白かったなあ。
この「ジャトーミン」っていうのは、
兄妹が勝手につけた自分達の父親の呼び名。

この父ちゃんが不思議父ちゃんで。
子どもたちに変なこと言うし、
変な遊び教えるし。

物語はこの「ジャトーミン」が病院で死にかけているところからはじまる。

物語の核の部分は幼い頃の「ジャトーミン」との変な思い出。

既成概念の枠に縛られない生き方に、
多分自分は惹かれるのだと思う。
この本に限らず。
好きな作品はみんなそんな感じ。
それは自分自身がそうだから。
枠から外れているから。かなり。

だから自分が、今こんな職業をしていること自体が不思議。
でもそれを面白がってる自分もいたりして(笑)

クビにならないのが自分の目標!!

とにかく好きな人は好きな本だと思います。
とりあえず伊藤たかみの本をしばらく読みあさる予感・・・

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