ISBN:4334924727 単行本 荻原 浩 光文社 ¥1,575

メガバンクのエリート路線をひた走ってきた主人公。

出世は順調かと自他共に認められていたが、
理不尽な上司に向けたひと言により、
一気に左遷・・・。
再就職までのつなぎと始めたタクシードライバー。

だが思っていた以上の過酷労働が彼を待ち受けていた・・・。

あの日に戻れたら。
もしあの時こうしていれば。

自分もよくそんなことを思ったりもする。

親や先生の勧める高校へ行かずに、
自分の行きたい高校へ進んでいたら。

大学入試でかろうじてひっかかった三流大学へ行かずに、
親に頼み込んで浪人していたら。

荒れ狂う就職氷河期のなか、
かろうじて内定した企業へ就職していたら。

きっと今の自分とは違った生活があったのだろう。

正直、「後悔してない!!」なんて言い切る自信はない。
でも「まあこれが自分で選んできた道なんだから悪くはない」
と、ようやく最近思えるようになってきた。

「たら」「れば」は考えない。
今は今の自分のすべきことをするのみだ。

いつからでも生き方は変えられる。
でも「あの日」に戻ることはできないのだ。
絶対に。

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