助手席にて、グルグル・ダンスを踊って
2007年1月24日 読書
ISBN:4309408184 文庫 伊藤 たかみ 河出書房新社 ¥546
芥川賞作家、伊藤たかみのデビュー作。
文藝賞受賞作です。
自分としては面白く読みました。
神戸の「山手」に暮らす男子高校生カオルと、
同じくブルジョワ層の仲間達とのポップな生活。
そしてそんなカオルの前に現れた一人の女の子。
それがミオ。
二人は恋に落ちる。
が!!しかし!!
彼女はブルジョワではなく、貧しい「西区」の育ち。
これが結構物語を左右していく。
「そんなの関係ない」とカオルは思っているが、
嫌でも染みついたその対立構造によって、
望まぬ方へ望まぬ方へとストーリーは展開する。
人はみんなグルグル回っている。
カオルの父親の恋人(シーナさん)の言葉。
目が回ろうと、それを止めることは出来ないのだ。
それが人生。
カオルも、ミオも、シーナさんも。
そして自分も。
24歳でこれを書いた作者は自分と同年代。
つーか同い年である。
才能に嫉妬しつつも(笑)拍手を送りたい気分だ。
しかし、カオルの友人京本って・・・
悲しすぎる・・・
彼のようにグルグルの軌道からはじき飛ばされないよう、
しっかりと相方と手をつないで、
そして二人でグルグル回っていたい。
・・・とかいってて二人ですこーんとすっ飛んでったりしてね。
あり得るからこそ、ウケル(笑)
まっ、それはそれでいいかな。
芥川賞作家、伊藤たかみのデビュー作。
文藝賞受賞作です。
自分としては面白く読みました。
神戸の「山手」に暮らす男子高校生カオルと、
同じくブルジョワ層の仲間達とのポップな生活。
そしてそんなカオルの前に現れた一人の女の子。
それがミオ。
二人は恋に落ちる。
が!!しかし!!
彼女はブルジョワではなく、貧しい「西区」の育ち。
これが結構物語を左右していく。
「そんなの関係ない」とカオルは思っているが、
嫌でも染みついたその対立構造によって、
望まぬ方へ望まぬ方へとストーリーは展開する。
人はみんなグルグル回っている。
カオルの父親の恋人(シーナさん)の言葉。
目が回ろうと、それを止めることは出来ないのだ。
それが人生。
カオルも、ミオも、シーナさんも。
そして自分も。
24歳でこれを書いた作者は自分と同年代。
つーか同い年である。
才能に嫉妬しつつも(笑)拍手を送りたい気分だ。
しかし、カオルの友人京本って・・・
悲しすぎる・・・
彼のようにグルグルの軌道からはじき飛ばされないよう、
しっかりと相方と手をつないで、
そして二人でグルグル回っていたい。
・・・とかいってて二人ですこーんとすっ飛んでったりしてね。
あり得るからこそ、ウケル(笑)
まっ、それはそれでいいかな。
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