DVD ビデオメーカー 2006/09/22 ¥5,040

大学の映画サークルが、
カミュの「異邦人」をモチーフにした映画を撮る。

「異邦人」は学生時代に自分も読んだことがあるけど、
太陽がまぶしいから人を殺すっていうムルソーの告白に、
どうにも腑に落ちないものを感じたのを思い出した。

この映画の中の映画でも(ややこしいな)、
なんの理由もなく、いや理由はあるな。
「試してみたかった」という理由で人を殺すシーンがあるけど、
もう目を背けたくなるくらい嫌ないやーな気分になった。

でもそういうことって現実に起きているんだよな。

人間にはそういう一面があるんだなって恐ろしくなった。

正常と異常の境目って、ないのかもしれない。
映画の中で誰かが言っていた。

「正常でもあり、異常でもある。異常でもあり、正常なんだ。」

ぞっとする。
なんか観終わった後すごく引きずる映画だった。

怖い。とにかく怖い。
考えたくないことを無理やり考えさせられ、
見たくないものを無理やり見させられた、そんな感じ。

いいとか悪いとかではなく。
気持ちの整理がつかない、そんな感じ。

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