ISBN:4120010104 単行本 村上 春樹 中央公論新社 1981/01 ¥1,029

この本で村上氏は5編の短編と1つのエッセイを翻訳している。

どれも、今までに読んだことのないタイプの作品で、
けっこうはまってしまった。

そしてどの作品も、フィッツジェラルド自身の人生と深く結びついているなと感じる。

主要な登場人物はどれも見事に、
純粋ではあるけれど、
大人になりきれなかった男と女。
(彼と、妻ゼルダの影が濃厚!!)
病的な感性が、もの悲しいストーリーを紡ぎ出しています。

近寄ると危ない。
そんな作家ですが、どうしても惹かれてしまう。

健康そのもの肉体派・現実派の春樹さんも、
実はそんな危ないものを心に抱えているのかもしれないなあってちょっと思った。

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