ミーナの行進

2007年8月23日 読書
ISBN:4120037215 単行本 寺田 順三 中央公論新社 2006/04/22 ¥1,680

1972年。
主人公朋子は、家の事情で芦屋の親戚の家にあずけられる。
彼女はその家で病弱な美少女ミーナ(従姉妹)と過ごす。
ふたりは深く強い信頼で結ばれ、
あたたかく魅力的な家族に囲まれ、
朋子にとってはまぶしく、そしてちょっと胸の痛い一年間。

前半は淡々としてて、
イマイチ入り込めないなーって思っていたけど、
後半はどんどん読み進んだ。

二人の淡い初恋とか、朋子の冒険とか、
伯父さんの秘密とか、コビトカバのポチ子とか、
独特の文体で丁寧にゆったりと描かれていました。

川端の自殺だとかミュンヘンオリンピックだとか、
時代背景も描かれていて、
あーそういう時代だったんだーとか郷愁を誘う感じもよいです。
(つか、自分にはピンと来ないけど。知識としてね・・・)

ちょうど映画で「ミュンヘン」とか観てたし。
相方がバレーボール好きで猫田さん猫田さん言ってたし。

超タイクツでつまんねー研修中に、
読み切りました。

別の意味で有意義な時間だったりしてw

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索