バルトの楽園

2007年8月30日 映画
DVD 東映 2006/12/08 ¥3,990

第一次世界大戦。
中国、青島で俘虜となったドイツ人が多数日本へ連れてこられた。

彼らはいくつもの収容所に入れられたんだけど、
舞台となっているのは「坂東俘虜収容所」(多分徳島?)です。

そこの所長が松平健なんだけど、
とにかくすげー素晴らしい人。
ドイツ人俘虜たちをきちんと「人間」として扱い、
地域住民とも上手に文化交流をさせるの。

これって実話に基づいているらしいっすね。

国の事情で敵とか味方とか決められて殺し合いさせられたけど、
本来一人ひとりにはなんの恨みもないわけで。
作品中に出てくる、ドイツと日本のハーフの女の子の存在とか、
弟をドイツ軍に殺されてドイツ人ってものを憎んでる男の人とか、いろいろ考えさせられます。

でも松江所長(松平健)は、すごいです。
人としての器がでかい。
政府に痛めつけられた会津の子として、
人の痛みを理解して、人間としての尊厳を重んじる。

とにかくかっけーです★

最後、感謝の気持ちを込めてドイツ人俘虜たちが奏でて歌う「第九」が心にしみます。

だけど、絶対絶対「戦争反対」。
これだけは日本人が絶対に忘れちゃいけないことだと思う。

いい作品でした。観てよかった。

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