ISBN:4062056534 単行本 土屋 京子 講談社 1993/01 ¥1,835

自分、中国のことなんも知らなかったんだなって思った。
映画やドラマで「ラスト・エンペラー」については知ってたけど・・・。
甘かった。

てん足って、ただ単に足に布巻いてただけじゃないんだね。
幼子の足の指をぐーっと底の方に曲げてぐるぐる巻いて、
その上に重石のせて骨を砕いていたんだそうです・・・。

その頃って足の大きな女子は結婚で不利になったり、
笑いものになったりするので親はとてもつらかったそうです。
悲鳴を上げる娘のあまりの可哀相さに諦める親もいたり、
でもゆくゆくの幸せを考えて心を鬼にする親がいたり。

主人公の祖母はてん足でした。
お偉いさんのおめかけさんになりました。
(当時は一夫多妻)
それが貧しい一家を支える唯一の道だったのです。

ありえない・・・。

そして生まれた主人公の母親。

この人は共産党に入り熱心に活動するけれど、
理不尽なことが次々と起こります。

国民党(蒋介石)と共産党(毛沢東)の政権争い。
すさまじいです。
命失われすぎです。

なんとも読み応えがあるので(内容も濃い)、
ゆっくりゆっくり読んでいます。

上巻の最後あたりは毛沢東が必死に国民を洗脳しているところです。

こういうこと全く知らないで「中国人って・・・」とか言っちゃいけないね。
早く下巻読みたいっす。
もっと知りたい。今まで自分が知らなかったことを!!

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