実は大学時代(何年前だ!!)に友人からもらって、
そのままほこりをかぶっていました・・・。

数ページ読んでは脱落・・・を繰り返していましたが、
ついに読了。

やー。
すごいっすよ。
さすが三島ブンガク。
もう描写力がハンパじゃありません。

ここんところ現代作家の小説ばかり読んでいたので、
あらためて近代文学のすごさを思い知らされましたねー。

情景描写一つとっても、三島なんですよ。
絢爛なんです。とにかく。

そしてこの主人公の内面描写の巧みさときたら!!
もうそんじょそこらのケータイ小説作家とか、
どっかいけーーーーーー!!って感じですw

ストーリーにもはまってしまい、
さっそく続編を3冊買ってきちゃいました。
(この本、豊饒の海シリーズの第1作目で、
4作目を書き上げてすぐに三島は市ヶ谷へ行き自決しました)

若さゆえの少年の愚かな誇りとか、
禁じられたものにこそ魅せられてしまう心情とか、
相方に説明したら
「ばっかみたい。そういうヤツ嫌い」
と言われてしまいましたがw、
日本文学を学んだものとしては「それが人間なんだ」としか言えないなー。

愚かなのが人間。
人を愚かにしてしまうほど強い恋愛って、ある。
悲しいけれど、それをしみじみとかみしめるのが人生。

なーんちゃって。
やっぱ明治から大正ってスゴイ時代だわ。

つーか、画像出しやがれーーーーーーーーー(怒)

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