石田衣良 REVERS

2008年9月24日 読書
ストーリーは・・・

ファッション関係のブランドマネージャーを務める女性と、
IT企業に勤める男性がSNSでそれぞれ別の性別として出会います。
二人はまるで「魂の双子」のように意気投合し、
お互いの悩みを相談し合うまでになります。

そこからが葛藤です。

だっていわゆるネカマ&ネナベ(?)なわけで、
会いたいけど会えない・・・。

当然相手も同じなんて二人とも思ってないわけです。

でもどうしても相手の顔を一目見たい、
声が聞きたい。
自分は同性愛者なのか?いや、そういうんじゃない。
とね、悶々とするのです。

面白かったのは、ネット上で別の性別になることで得られる解放感とか、
実は自分が性差によってずいぶん窮屈だったことに気づくあたりでした。

石田さんってホントつぼにはまりますw

男の中に女がいて、女の中にも男がいる。
自分もまさにそんな感じだから「そうそうそう!!」って膝を叩きました。

以前は自分も「同性愛者なのかな?」「それとも性同一性障害?」とか、
思い悩み自分を何らかの枠にあてはめて安心しようとしてましたが、
そういうことではないなと。

自分の中には男もいるし、女もいる。
ただ、好きな相手が同性であるってことだけが確か。
それ以上はジャンル分けできない。
そう気づいてからずいぶんと楽になりました。

男性にも女性にも第三の性の人にもwオススメの一冊です。

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