中原の虹 第四巻

2009年12月12日 読書
読了。

やはり張作霖は神がかっている。

袁世凱もただの悪人ではなく、
祖国を外国に奪われないために行動していたという意味で、
正義でもある。
歴史とは、多面的なものだとあらためて感じた。

また、広大な土地が一つの国としてまとまるとは、
こんなにも大変なことなのか。
紆余曲折の中、どれだけの血が流されたか。

ぜひ一度中国を訪れてみたくなった。
図書館で借りてきた。

けれど、自分には少し難しい・・・。
なぜ評論家という人たちはあえて難しいコトバを使うのだろう。
専門用語や外来語のオンパレード。

わかるところだけ斜め読みして印象に残ったことは、

①オウム真理教、エホバ、ヤマギシ会の存在が土台になっているらしい。
②悪人が必ずしも絶対的な悪なのではない。
 なにが正義なのか、作者として答えを出すのではなく、
 あくまでも投げかけている。
 また、悪というのは社会(システム)が生み出すものと氏は考えている。
③氏は「アンダーグラウンド」と「約束された場所で」執筆の細に
 オウム事件の被害者・加害者の両者に取材をしたことで、
 考え方が変化したと思われる。
④この作品は非常に完成度が高いという意見と、
 破綻している、矛盾しているという意見に分かれる。
⑤氏の文壇への抗議のメッセージも込められている。
⑥この作品はエヴァンゲリオンとオーバーラップする。
 ふかえりは綾波レイ、天吾は碇シンジ。
 (この分析は結構興味深い)

こんなくらい。

アタマのいい人たちの文章はわかりづらい。
でも、やっぱり村上氏の作品が大好きだ。

中原の虹 第三巻

2009年12月6日 読書
目が限界・・・。
五時間勉強した後に一気読みしたので。

張作霖のカリスマ性がとにかくすごい。

中原の虹 第二巻

2009年11月29日 読書
西太后ってこういう人だったのか。
映画のイメージが強すぎて。
そしてついに溥儀キターーーー!!
早く続きが読みたい。
さらに混乱。

読むたびに売っているから、
確認もできず。

ただ、梶間のけだるい感じ好きだなあ。
先生なのに
「高校生、うざいよ?」みたいなw

中原の虹 第一巻

2009年11月18日 読書
ちょっと難しめ。
でも興味深い。
西太后とか袁世凱、張作霖などの時代を描いています。
中国の歴史を、もっと知りたい。

ただ「蒼穹の昴」を先に読むべきだったか。
ほぼ一日で読了。

中学時代の八雲。
奈緒ちゃんの謎。

絶妙なタイミングで読めた。

心霊探偵八雲 (6)

2009年11月14日 読書
一心さん・・・。
まさかこんな展開が起こるとは。
読了。

読み始めたら一気読み。

とにかくこの作者は想像力がハンパない。
まず設定が怖い。
国がある実験のためにコドモを選び、施設に送り込む。
一つずつスイッチを与えて・・・と。
まあ、いまいち納得できないプロジェクトだけど。

あと、ラストにもひとひねりほしかったなあ。
でも、コドモたちはホントかわいそうだし、切ないっす。
泣きはしないけど。
(ちなみにコレ貸してくれた部下は泣いたらしい・・・)
ようやく読了。

自分的にはかなり長期間かかってしまった・・・。
もう忙しくて忙しくて。

・・・ゲームとチャングムでw

この巻ではやはりかの有名な「直江状」がすごい。
まっすぐ!!って感じで。

そして後半は若い頃とは考え方や行動が変化していきます。
なんでもかんでも正義を貫いて死ぬのが美しいのではないなと。
深いです。

ドラマの方もついに秀吉が亡くなり急展開ですが、
原作は原作、ドラマはドラマで、どちらも良いです。

ただ、年老いた兼続を妻夫木がどう演じるのかが気になります。
美容院で2時間半ほど読みまくる。
家にいるとゲームやったり映画見たり忙しいから、
ありがたい時間だった。

さて、ようやく石田三成キターーーーーーーーー!!

ストーリーが大きく動きました。
ドラマでカットされたこともしっかり書いてあり、
「ああこういうことだったのか」と納得。

原作の兼続はとにかく男っぽいです。
あと、上杉の「義」。
マジで素晴らしいと思う。

家康はなんかいやな奴っぽいね。
ネチネチしてる。
信長も秀吉も「俺様」で困った人でしたが、
家康が一番あくどいような気がするなあ。
まあそうでなきゃ天下は手に入れられないか。
手塚先生、すごいわ。

実家に帰省中に1巻と2巻を読了。

結城の悪人ぶりには背筋が寒くなりました。
マジで人間の心がない。
狂ってる。

で、一番すごいのは神父との関係。
今でこそBLとか流行っているけど、
かなり先取りしてる。

これを玉木宏と山田孝之が演じたんだよね。
まさかこのままではないよね?
もし原作通りだったら・・・

萌えです!!!!!!!!

もともと映画の方も観たいと思っていたけど、
さらに観たい度アップ!
読了。

原作の兼続は大河ドラマよりも骨太な印象。
妻夫木はかなりソフトに演じているんだなーと思った。

この巻では謙信に見込まれた兼続が景勝に仕えるようになり
才能を発揮していく様子や、
謙信が亡くなって起こった家督争いを見事な手腕でさばいていく様が描かれます。

やっぱすげー。
20代で家老だもん。

でも景勝もスゴイ人だわ。
ドラマみたいに見た目カッコイイ人ではなく、
ずんぐりむっくりのさえない人だったみたいだけど、
卑怯なことをことさら嫌ったり、
寡黙だけど信念を持ってる。

この二人の絆はめちゃくちゃ強い。

ゲームやったりチャングム観たり大忙しだから(笑)
なかなか読み進まないけどじっくり読みたい作品です。
アニメを本にした物で、とっても読みやすい。
ずーっと昔に聖書で読んだけどすっかり忘れていた内容を
「そうそう!そうだった!!」って思い出しました。

でね、三冊全部読んだんだけど、
旧約の「主」は厳しいよね。すんごく。
民に艱難辛苦がふりかかるんだけど、
そこで「主」をちょっとでも疑った人は許さないの。
「契約」をやぶったら人は容赦なく見捨てられるっつか死んじゃう。
「主」に守られるイスラエルの人々を自由にしないエジプトや、
「主」に約束された地を明け渡さない民族に対して
「皆殺しにせよ」とか言うし。

つまりどんな試練が襲っても「主」を信じる強い信仰心を持てるかどうか。
なんかそれを試しているのが旧約の「主」のような感じがした。

でも、モーセの旅はきついよねー。
長すぎだし、飢えるし、のどは渇くし、行き先も期間もはっきりしないの。
時々モーセに「主」の言葉が示されるだけ。

この本はイエスの誕生で終わりですが、
その後が「新約聖書」になるみたいです。

あとがきによると「旧約聖書の神=契約の神。厳しく律する神」
「新約聖書の=愛の神」だそうです。

もっとキリスト教について勉強したいなーと思った。
堪能しました~。
満足。

カーカはイマドキの女子高生になったねー。
表参道の家から自転車で都立高校に通ってるらしい。
どこだろう?

一家は六本木ヒルズがお好きなようで、
よく出かけてますね。
やっぱセレブだわ。

でも、初期のつれづれとはだいぶ変わったなと思うのは、
銀色さん料理をちゃんと作りますよね。
お母さんになって大きく変わったところかなと思います。
昔はバンバンお取り寄せしたり、
毎日のようにデパ地下でご飯買ってたもん。
すげーリッチだなーって思った記憶があります。

あと、この作品の中でかなりアクロバティックな行動をしています。
宮崎にさくを帰して、カーカはそのまま東京。
で、自分は東京と宮崎を行ったり来たりする生活をする・・・というもの。
こういう発想って一般人にはないから度肝抜かれます。
まさに銀色さんならでは。
定着したくない人なんだよねー。
そういうところ、自分にもあるからなんか共感しちゃいます。
(でもリッチマンじゃないから、ここまで出来ないけど)

そしてさくとカーカの性格の近いがすごくはっきりしてきた。
銀色さんは「自分とさくは似てる」と思っているようですが、
じゅうぶんカーカとも似てると思うw
似てるからカーカのことが嫌なんじゃないかなー。
わかんないけど。

早く次が読みたい。
もはや中毒だから。
登場人物の変化(成長)が著しかった。

特に石井刑事と晴香。
石井刑事はいつも以上に頑張っちゃってましたw

晴香も八雲への想いがはっきりしてきて、
彼のために一生懸命行動した。
八雲、愛されてんなー。

初登場の晴香のお母さんもいいキャラだった。

いろいろな謎が収束していったところが「なるほどー」って感じ。
八雲のお母さんのこととかも。

それにしても八雲の父ちゃんは一体なんなんだ!!(怒)
読了。

下巻も良かった~。
ダン・ブラウン恐るべし。

映画もう一回観たくなった・・・。
読んでから行けばよかったデス!!
ラングドンすごい。
次の殺人現場を解読していく過程がおもしろい!!

ハラドキです。
この本、めっちゃ面白い!!
映画よりも断然イイ!!

映画は、ストーリー展開がめまぐるしすぎて、
ついていくのがやっとって感じだったけど、
原作ではかなり丁寧に描かれています。

特に、ラングドンが披露するイルミナティの真実とか。
どんだけ科学者たちが教会に弾圧されてたか初めて知ったし。
拷問とか処刑された人もいたみたいです。
ガリレオとかも相当やられたらしい。
今でこそ太陽系の中心は太陽で、
地球はその周りを回ってるとか当たり前に言うけど、
当時は相当の抵抗があったみたいです。
あと、その軌道が楕円であることを教会は認めたくなかったみたい。
完璧な円だって言い張ったらしい。
別にいいじゃんね。

あと、ヴァチカンのコンクラーベのこととか。
スイス衛兵隊のこととか。

へえーーーーーーーーーってなった。

それと、イルミナティはフリーメイソンともつながりがあって、
密かに仲間を政治や経済や教育の中枢に送り込んでいたらしい。

やはり、原作を読まずに映画を語るなかれ・・・ですね。

ニホンブンレツ

2009年6月21日 読書
まず発想が度肝を抜く。

日本が争いの末、某国のように東と西に分断されてしまう。
万里の長城のような高い壁に阻まれ、
ある時点から全く行き来できなくなる。
もちろん情報も入らない。

東は東、西は西で一つの国となりそれぞれ統治される。

主人公は広島出身の小学校教師。
結婚を誓った愛する恋人がいたのだが、
その彼女が広島に帰省中に東西が分裂・・・。

そして授業ではひたすら西を憎むよう洗脳教育を行う日々。

そんな彼が、ある日軍隊に招集される・・・
(東西は戦争に突入していたのです)

ここからは息もつかせぬ展開で一気に読ませます。
作者は書けば書くほど上手くなっているような気がします。
本作も、かなり主人公に感情移入できました。

悲しい結末で、がっかりしましたが一抹の希望が・・・。

とても読みやすく、映画化もできそうな作品です。

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