不思議な映画。

死神が死の判定員だなんて、
発想が面白かった。

映画の中では3人の「対象者」が出てくるけど、
その人たちの関わりに驚いた!

死神役の金城武が「あれ?」って感じで
ミスキャストな気がしたけれど、
小西真奈美はやっぱいいわー。
27歳の時に「実行」されなくてホント良かったー。

しかも、あの主題歌ってホントに彼女が歌ってるのかな。
すごく綺麗な声でイイ歌だった。
クレジットでは役名で出ていたけどね。

ラストでどうして雨がやんだのかよくわからないのと、
金城の棒読みのため★は三つ。

ドロップ

2010年4月12日 映画
品川ヒロシ原作・脚本・監督作品。

期待せず観ましたが、面白かった!!

不良たちの喧嘩に明け暮れるしょーもない日々を描いているのだけれど
さすがお笑い芸人。
彼らのかけ合いが絶妙。
ウケますw
脚本や演出がうまいと思った。

もちろん役者もよかった。
それぞれの個性がよく描かれていて、
愛すべき人たちだった。

特に主演のヒロシ(成宮君)はさすが。
不良に憧れるけどワルになりきれない、
へなちょこだけど仲間想いで優しい中学生(!)。
時に涙もろかったり、平和を愛していたりもする。

そんなヒロシのキャラがいい味出して、
ものすごい喧嘩してた相手の中学生とも最終的に仲間になっちゃったりして。

笑いあり、シリアスありで見応えあったなあ。
時々出てくる芸人の方々や、
ガンダムネタ、ドラゴンボールネタにも笑った。

でも、こんな激しく喧嘩してたら死んじゃうよ(>_
二度目の鑑賞。
一度目は映画館で。

やっぱり好きだなあ、こういう映画。

前半の小林聡美の戸惑い。わかる(笑)
いきなり家族の一員扱いだもんね~。

起きるといきなりもたいさんが笑顔で部屋に正座してるし。
ご飯は一緒だし。
驚いて拒絶しちゃう。

でも、別の宿に行ってから急にあの人たちが恋しくなる。

そこから少しずーつ心を開き始めるんだよね。

細かいことは描かれてない。
もたいさんは春にしか来ないというが、
それ以外はどこで何をしている人なのか。

小林聡美は何をしてた人で、
なぜ「地球が終わってしまえばいいと思っていた」のか。
加瀬亮は彼女を「先生」と呼び、
探しに来ていたけれど2人はどういう関係なのか。

よくわからないことだらけだけど、
それでいいんだな。

あそこに「いる才能」がある。
それだけでいい。
おいしいご飯を丁寧に作ってみんなで食べる。
海を観ながら「黄昏れる」。
もたいさんのかき氷を食べる。

そんな日々。

たぶん、自分も「黄昏れる」のうまいと思うなあ。
ゆうじさん(宿のオーナー)と同じくらい天才的かもw

二度目の方がいろいろ深く感じることができて面白かった。
瑛太がいい!!
とにかくいい!!

こんな優しい人いる?っていうくらいいい人。

あと泣けたのは榎本明さん(主人公のお父さん)。
最初はつきあうことに反対していたんだけど、
ガンになった娘のために毎日病院に寝泊まりし、
細々とお世話をする瑛太の姿を見て気持ちが変わっていく。

娘が友人とお出かけしている時、
病室でお父さん、瑛太にケーキあげるの。
パンダの。
たまたま誕生日だった瑛太は
「うれしいなあ・・・」としみじみ。
もしかしてこのシーンじゃなかったかもしんないけど、
お父さんが急に大きな声で「ありがとう!」って瑛太に言うの。
半泣きで。
そこが一番感動した(T_T)

病気って、本人はもちろんだけど、
周囲の家族や友人、恋人はそれ以上につらい気がする。
だって置いて行かれちゃうんだもん。
大事な人に、もう会えないんだもん。
幻を見ちゃうくらい会いたくてもね。

自分的には主演は瑛太のような気がした。

あ、ラストの主題歌は非常に良いです。
「明日がくるなら何もいらないよ」って、
ホントそうだよね・・・。

アバター

2010年3月21日 映画
本当は「人間失格」を観たかったのだけれど、
朝10時からしかやってないということで。

急遽「アバター」に変更。

話題になっていたから期待していたのですが・・・。

一言で言うと「疲れた」。
3Dにも、激しい動きを追うのにも目が死んだ。
相方なんか始まってすぐにメガネハズしてたから。

ストーリーも「別に・・・」って感じ。
反戦がテーマだと聞いていましたが、
最後は激しい殺し合い。
結局そうなのか。

なによりあの青いアバターが怖い。
観終わってこんなに疲れた映画初めて。

この映画で亡くなった人や鬱になった人がいたけれど、
その原因は「疲れ」ではないかと思ったりします。
あくまでも個人的な意見ですが。

何が言いたいのか全くもって不明でした。
レクター第三弾。

「ハンニバル」よりは面白かった。

ラストは衝撃的でしたが。
ウィルは助かったってことでいいのかな。
確かに人類は地球を傷つけているね。

宇宙人は人類への警鐘をならした。
でも人類は攻撃した。
本当に愚か。

考えないとね、もっと。

それにしても鉄の虫、強すぎ。
こわい。

レインマン

2010年3月7日 映画
ものすごく懐かしい。

もう21年前の映画なんだね。
2人とも若いです。

それにしてもダスティン・ホフマンて、
あらためて素晴らしい。
実際に自閉症の人と半年くらい生活をして、
学んだとのこと。

自分はカジノのシーンと、
ラストあたりの「チャーリーがふざけた」っていうシーンがお気に入り。
こちらはドキュメンタリー映画。

彼のことがとてもよくわかった。
周囲の人たちのインタビューからも、
彼の人柄がうかがえた。

市長とハーヴィーを殺害したダンは、
可哀相なくらい心の弱い人。
結局自殺するのなら、
他人の命を奪うなと言いたかった。

ミルク

2010年3月6日 映画
ミルクがカムアウトしたのが40歳。
暗殺されたのが48歳。

彼の人生はこの40代に大きく変わった。

39歳の誕生日に、
出会ったばかりのスコットに言った。
「生き方を変えたい」
彼はその後その通りに生きた。
簡単な道ではなかった。

でも。

ゲイは病気ではない。
間違ったことではない。

この言葉にどれだけ多くの人が救われただろうか。
どれだけの人が勇気をもらっただろうか。

自由の女神像に刻まれた言葉、
独立宣言の中の言葉も胸にしみた。

彼は、世界中にたくさんの種をまいたと思う。
こういう人がいてくれたことを、
同じマイノリティとして本当にありがたく思う。

さて、自分は何か誇れることをしているだろうか。
うーん・・・。

芸術家って必ずと言っていいほど、
「トラウマ」抱えてるよね。

それにしたってこの人。
気難しすぎる・・・。
(自分も人のことを言えないけれどw)

芸術家の妻って、本当に苦労すると思った。

ただもう少し歴史的な背景(ソ連から亡命したくだり)や、
彼の演奏の美しさなんかを丁寧に描いてあればよかったのにな。

食堂かたつむり

2010年2月13日 映画
軽く雪がちらつく中、二人でいつもの映画館へ。

一言で言うとこの映画、
「よくできているなー」という感じ。

もちろん原作からざっくりカットしてあったり、
逆にエピソードが加えられたりと
微妙に味付けが違っていたけれど、
それはそれで良かったと思う。

それにしてもストーリーを歌で説明したり、
CGが多用されていたのには驚いた。

でも、楽しかったからこの試みは成功でしょう。
たぶん。

思わずほほえんでしまうような場面があったり、
ラスト辺りでは自然と涙がこぼれてしまう。
そんなイイ映画でした。

あと、やぼったい主人公を柴崎コウがどう演じるのかと思っていましたが、
やってくれました!
ちゃーんとさえない役もできるんだよねー。
しかも強いストレスで言葉を話せなくなっている設定なので、
演じるのは難しかったと思います。
でも、あの大きな目で表情豊かに演じていました。

母親の余貴美子さんには笑いました。
だってぶっとんでるんだもん!
そしてなおかつ、最後らへんでは泣かされました・・・。

やっぱりオカンはオカン。
本当は子どもを大切に思っているし、
愛しているんだよね。
不器用なオカンに涙。
(こういった設定にものすごく弱い自分。
相方はたまたま今日泣かなかったので、
ものすごくからかってくるw)

さむーい一日でしたが、
心があったかーくなる時間でした。
前半はちょっと退屈でしたが、
ガマンして最後まで観たら結構良かった!!

この映画って、
確かエリカ様の「別に・・・」発言で話題になってましたよね。

いつも思うけど、
これだけオンとオフの差がある人も珍しい。
(っていうか記者会見はオンなはずだけどw)

イイ役者だと思いますよ。
ちょっと松田聖子に似てる気もする。

で、この映画。

伊吹先生(竹内結子)がとにかく素敵です。
あったかくって、一生懸命で。

「心の力」ね。
うんうん、わかる。
恋敵のハズなのに、
香恵(エリカ)まで憧れちゃう先生。
でも・・・なんだけど(涙)。

そして伊勢谷演じるイラストレーターの個展のシーン。

これはグッときた。
あの絵もすごくイイ!!

ただ、ちょっと長いよね。
「春の雪」もそうだけど、
行定監督の傾向なのだろうか。
やはりこういった映画は2時間以内に凝縮してほしかったのが本音。

でも良かったけどね。
風景も綺麗だった。
どこでロケしたのかな。

春の雪

2010年2月11日 映画
はい、三島です。
どんな感じで描かれるのかなあと思いつつ鑑賞。

あらためて清様(妻夫木)の身勝手ぶりに腹が立ちました。
こんなにイヤなヤツだったっけ?

もう聡子が可哀相で。

さんざん振り回して挙げ句に・・・だからね。
あとでじたばたしてもねえ。
いくらでもうまくいくチャンスあったのにね。
まあ、それは原作もそうだから仕方ない。

本多(清様の親友)はやっぱりいい人だ。
高岡蒼甫が意外と役にあっていました。
でも笑っちゃったのは、
「クローズゼロⅡ」で暴れまくっていた金髪&グラサン高校生が、
この作品ではなんとも端正で一本気な演技をしてたこと。
一日のうちに二回、正反対な役を演じる役者に出会う。
なかなかないよね。面白い体験でした。
役者って本当にすごいなーと思います。

あと行定監督は続編を考えているのだろうか。
ぜひとも「豊饒の海」シリーズを全部映画化してほしい!!

クローズZERO II

2010年2月11日 映画
隣で相方はスースーお昼寝w
そんな中バイオレンス炸裂!!

ストーリーはやっぱり前回の方がよかったかな。

小栗旬はかっこよかったけど。

で、敵の鳳仙学園の制服が素敵すぎでした。
特に三浦春馬が美しくて。

どうやら続編の予感。
次回は三浦VS小栗だね。
内容的にはちょっと浅いかな。

景色のキレイさと音楽の楽しさで、
なんとかなっている映画という感じ。

アバの曲はとても懐かしくて良かった。

チェ 28歳の革命

2010年2月6日 映画
自分は世界史に非常に疎い。
キューバについても全くわかっていませんでした。
実はこの映画を見ていてもわからないことだらけ。

でもとりあえず、
チェ・ゲバラが医師だったこと、
喘息だったこと、
カストロがカリスマだったこと、
米国がひどいこと、
革命軍は正義であって国民のために戦ったこと、
などがわかった。

39歳(続編)も観よう。
流し見したが、
面白さがわからず。

たぶん自分はデス・メタルが苦手なのだろう。

癒される音楽が好きなのだ。

カサブランカ

2010年1月10日 映画
観劇前の予習。

リックが「君の瞳に乾杯」を4回も言っていた。
短い映画なので、今ひとつ入り込めずに終わってしまった。

でも、舞台は楽しみです。
絶対リックはユウヒにぴったりの役なので。

壬生義士伝

2010年1月9日 映画
夕方五時まで、
だるくて死人のように横になっていた。

しかしこれではイカンということで、
活動開始。

まずは図書館に本を返しに行き、
帰りに正月のお飾りを近くの神社へ持っていく。

夕食は、ずっと気になっていた沖縄そばの店に出かける。
自分は沖縄そば。
相方はソーキそば。
二人ともジューシーとセットで。

沖縄ソングの流れる店内で食す。

うまし。
コーレーグースを入れるとうまさ倍増。
いいね。
満足。

で、帰ってきてあれこれ片付けをして映画鑑賞を。
今日のセレクトはコレ。

すごく良かった。
中井貴一&佐藤浩市が対照的な人なんだけど、
さすがの演技で、泣いた。
沖田総司が堺雅人っていうのも、
案外アリだった。

ひたすらスパイダーソリティアをやりながら、
なぜか相方も泣いていたのには驚いた。

そして浅田次郎さんの作品はやはりいいと言ったら、
「その人、たくさん本書いているよね」と相方。
「鉄道人とか蒼穹の昴とか」と言ったら、
「そうじゃなくてシリーズもの」と言うので、
「???」となっていたら、
「なんとかホームズとかいうやつ」と。

「まさか・・・三毛猫ホームズ!?」と聞いたら、
「そうそう、それ」って。

相方よ。それは「赤川次郎」さんだよ・・・。
全然違うよ。声を大にして言いたい。
ちょっと泣きたい気持ちになった。

観終わってすぐ、ドラマ「蒼穹の昴」を観た。
こちらは原作とニュアンスがあまりにも違っている。
今後に期待かな。

浅田次郎三昧な一日だった。
赤川次郎ではなく。(←しつこい)

明日はしゃきっと生きよう。
勉強も仕事も、やることたくさん。

あ、相方がそろそろアサコのフェアウェルについて続編を書くとのこと。
楽しみ。




1 2 3 4 5 6 7 8 9 >

 

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索