いよいよ会津藩は孤立し、
少年達の出陣となってしまいました。
なんだかここまでくると、
理不尽かもしれないけれど「降伏」を急いだ方がよかったね。
会津魂の大切さや薩摩の裏切りを許せない気持ちはわかるけど、
殿様の決定ひとつであんなにも子どもや女性まで巻き込んだ。
あんなに人が死んだ。
結局は降伏せざるを得なかったのだけれど、
遅いよ、殿!!
美しい会津を守ったって、
そこに生きる人々を失ったら意味ないじゃん。
で、儀三郎(田中)とみねじ(山下)の結末が意外だった。
生きることを選んだ者と、潔く死を選んだ者。
白虎隊の中にもその両者がいたことに驚いた。
全員自害かと思ってたから。
でも今の時代だから言えるのだと思うけど、
死んだら終わり。
もう誰のために何もできない。
生きてさえいれば、何だってできる。
あらためてそれがわかった。
若い人たちに向けても、
きっとそんなメッセージをこめたドラマだったんだろうな。
届いているといいけど。
それにしてもやはり今日あたりになると山下君の演技力が・・・
人としての深みが演技には出ちゃうので・・・。
ちょっと残念。
それに対して田中君はいいんじゃないかな。
薬師丸&野際のベテラン勢の演技はやっぱ素晴らしかった。
そうそう浅野ゆう子ねえさんが出てくると、
どうしても「大奥総取締役」かと思っちゃう自分にウケた。
でも時代劇にシフトできて良かったね。
いい役だったし。
さあマニアの旅人としては、
さっそく会津への旅を企画します。
ホント単純バカ(笑)
少年達の出陣となってしまいました。
なんだかここまでくると、
理不尽かもしれないけれど「降伏」を急いだ方がよかったね。
会津魂の大切さや薩摩の裏切りを許せない気持ちはわかるけど、
殿様の決定ひとつであんなにも子どもや女性まで巻き込んだ。
あんなに人が死んだ。
結局は降伏せざるを得なかったのだけれど、
遅いよ、殿!!
美しい会津を守ったって、
そこに生きる人々を失ったら意味ないじゃん。
で、儀三郎(田中)とみねじ(山下)の結末が意外だった。
生きることを選んだ者と、潔く死を選んだ者。
白虎隊の中にもその両者がいたことに驚いた。
全員自害かと思ってたから。
でも今の時代だから言えるのだと思うけど、
死んだら終わり。
もう誰のために何もできない。
生きてさえいれば、何だってできる。
あらためてそれがわかった。
若い人たちに向けても、
きっとそんなメッセージをこめたドラマだったんだろうな。
届いているといいけど。
それにしてもやはり今日あたりになると山下君の演技力が・・・
人としての深みが演技には出ちゃうので・・・。
ちょっと残念。
それに対して田中君はいいんじゃないかな。
薬師丸&野際のベテラン勢の演技はやっぱ素晴らしかった。
そうそう浅野ゆう子ねえさんが出てくると、
どうしても「大奥総取締役」かと思っちゃう自分にウケた。
でも時代劇にシフトできて良かったね。
いい役だったし。
さあマニアの旅人としては、
さっそく会津への旅を企画します。
ホント単純バカ(笑)
DVD 東宝 2004/05/28 ¥5,040 市川崑監督、石坂浩二主演の名コンビによる横溝正史原作シリーズの最終作。「病院坂の首縊りの家」と呼ばれる古い館に、人間の生首が風鈴のように吊るされるという猟奇事件がぼっ発し、やがてそこから次々と惨劇が繰り広げられていく。 <p> 名探偵・金田一耕助は、なんと生首の現場におもむいた際に、犯人は誰であるかを見抜いて…
やっとこさ石坂金田一を観ることが出来た。
案の定人間関係(血のつながり関係)が複雑で、
途中でわけわからんくなった・・・。
が、よーく集中して考えてなんとか理解できた。
石坂浩二さん、いいねー。
しかも若き日のピーター(美少年でした)とか
桜田淳子(こちらも美少女でした)なども出演していて
おーーーー!!って感じ。
マジにはまってます。
(でも犬神はまだレンタル中にて借りられず)
やっとこさ石坂金田一を観ることが出来た。
案の定人間関係(血のつながり関係)が複雑で、
途中でわけわからんくなった・・・。
が、よーく集中して考えてなんとか理解できた。
石坂浩二さん、いいねー。
しかも若き日のピーター(美少年でした)とか
桜田淳子(こちらも美少女でした)なども出演していて
おーーーー!!って感じ。
マジにはまってます。
(でも犬神はまだレンタル中にて借りられず)
会津魂に感動。
殿様役に東山っつーのが最初はちょっと嫌だったんだけど
(ナルシスト&女子にDVするようなヤツだから)
役にはとてもはまっていた。
そして山下。見直した!!マジで。
今まで「目が死んでる」とか「心がない」とか
散々悪口言ってごめんなさいって感じ(笑)
いい演技でした。
まっすぐで、いい瞳をしていた。
田中君はやっぱし田中君で(笑)いい味出してましたね。
そして薬師丸母さんがねえ。
もうつらいよねえ。
心を鬼にして山下に接してるんだよね。
でもおばあちゃんがちゃーんとわかってくれてるから。
明日はいよいよ15、16歳の少年達が戦場へ。
ひとつの国がひとつにまとまるということが、
どれだけ大変なことだったか、
どれだけの血が流されて今の日本があるのか、
そんなことを考えて眠りにつきました。
なんだかいろんな意味で「いくさ」について思いを深める
不思議な(?)年末年始ですね。
殿様役に東山っつーのが最初はちょっと嫌だったんだけど
(ナルシスト&女子にDVするようなヤツだから)
役にはとてもはまっていた。
そして山下。見直した!!マジで。
今まで「目が死んでる」とか「心がない」とか
散々悪口言ってごめんなさいって感じ(笑)
いい演技でした。
まっすぐで、いい瞳をしていた。
田中君はやっぱし田中君で(笑)いい味出してましたね。
そして薬師丸母さんがねえ。
もうつらいよねえ。
心を鬼にして山下に接してるんだよね。
でもおばあちゃんがちゃーんとわかってくれてるから。
明日はいよいよ15、16歳の少年達が戦場へ。
ひとつの国がひとつにまとまるということが、
どれだけ大変なことだったか、
どれだけの血が流されて今の日本があるのか、
そんなことを考えて眠りにつきました。
なんだかいろんな意味で「いくさ」について思いを深める
不思議な(?)年末年始ですね。
DVD 松竹 2002/04/21 ¥3,990 横溝正史の同名ミステリ小説を松竹映画の巨匠・野村芳太郎監督が映画化し、大ヒットを記録した超大作。東京に住む辰弥(萩原健一)は、自分を探していた祖父が目の前で毒殺死したことを機に、故郷の八つ墓村を訪れた。そこは戦国時代の落武者惨殺の伝説に彩られた地であり、やがてそこで謎の連続殺人事件が勃発する…。 名探偵・金田…
最近突然金田一シリーズに目覚めた自分。
今日は雨の中図書館で「悪魔が来たりて・・・」を借り、
レンタル屋で「八つ墓村」と「病院坂の・・・」と借りる。
お目当ての「犬神家」はさすがにレンタル中だった(涙)
んでさっそく相方と鑑賞会。
んー。
金田一が寅さんだとはびっくり。
イ、イメージが・・・
しかしストーリーはもう定石ですね。
双子のおばば(一人は家政婦は見た!!の人)が怖い。
ショーケンがかっけー。
落ち武者八人を殺した呪いを皮肉な形で成し遂げた結末。
しばらく我が家は金田一祭りの予感。
最近突然金田一シリーズに目覚めた自分。
今日は雨の中図書館で「悪魔が来たりて・・・」を借り、
レンタル屋で「八つ墓村」と「病院坂の・・・」と借りる。
お目当ての「犬神家」はさすがにレンタル中だった(涙)
んでさっそく相方と鑑賞会。
んー。
金田一が寅さんだとはびっくり。
イ、イメージが・・・
しかしストーリーはもう定石ですね。
双子のおばば(一人は家政婦は見た!!の人)が怖い。
ショーケンがかっけー。
落ち武者八人を殺した呪いを皮肉な形で成し遂げた結末。
しばらく我が家は金田一祭りの予感。
がばいばあちゃん最高!!!
2007年1月5日 TVいやー、やっぱり最高でした。
「貧乏人ーーー」といじめられる洋七に、
「そういうときはな、悔しかったら貧乏人になってみろー!!って言え」と教えたり。
「お腹空いたー」という幼い洋七に、
「気のせいだ」とか「夢じゃ」とか言っちゃって、
洋七も「そうか」とか言って寝ちゃったり。
遠足で水筒代わりに湯たんぽにお茶入れて持たせたり。
とにかく面白いし、元気出る。
でも悲しいことに、
洋七に「広島の高校に行け」っていったあたりで意識なし。
いつのまにか寝てた。
一番いいとこそのあとだったらしい・・・
原作を読もう。
それにしてもピン子さんぴったりでした。
しかし・・・洋七役の子がかっこよすぎるのは気のせいか。
「貧乏人ーーー」といじめられる洋七に、
「そういうときはな、悔しかったら貧乏人になってみろー!!って言え」と教えたり。
「お腹空いたー」という幼い洋七に、
「気のせいだ」とか「夢じゃ」とか言っちゃって、
洋七も「そうか」とか言って寝ちゃったり。
遠足で水筒代わりに湯たんぽにお茶入れて持たせたり。
とにかく面白いし、元気出る。
でも悲しいことに、
洋七に「広島の高校に行け」っていったあたりで意識なし。
いつのまにか寝てた。
一番いいとこそのあとだったらしい・・・
原作を読もう。
それにしてもピン子さんぴったりでした。
しかし・・・洋七役の子がかっこよすぎるのは気のせいか。
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01月05日付 日経新聞の報道「東証前引け・大幅反落、市況関連や優良株売られ下げ幅300円超」へのコメント:
案の定だ。
はいはい。予想通りですからね〜。
しかしすごい利食い勢力だ・・・
おかげで昨日に比べてマイナスでかっ!!
まあ食品関係でようやく上げ始めてる株もあるし、
ちょこっとだけど利益上げて今日売れた株もあるし。
一極集中がおかしかったんだよね。
他もバランス良く上がってくるといいんだけど。
まあまた忍耐の日々が訪れたわけで。
株力=精神力っす!!
まけねーぞーーーーーー。
(と、涙を流しながら吠えるオイラです。)
案の定だ。
はいはい。予想通りですからね〜。
しかしすごい利食い勢力だ・・・
おかげで昨日に比べてマイナスでかっ!!
まあ食品関係でようやく上げ始めてる株もあるし、
ちょこっとだけど利益上げて今日売れた株もあるし。
一極集中がおかしかったんだよね。
他もバランス良く上がってくるといいんだけど。
まあまた忍耐の日々が訪れたわけで。
株力=精神力っす!!
まけねーぞーーーーーー。
(と、涙を流しながら吠えるオイラです。)
犬神家の一族 (1976年)
2007年1月3日 読書
ISBN:B000J96VTG − 横溝 正史 講談社 ¥630
ついに・・・ついに読みました。
いやー、凄まじいね。
血の因縁というか、なんというか。
スケキヨの手形のところで「ん???」と思ったりもしたけど
まさか犯人があの人とはね・・・。
しかし、珠代のイメージは松島菜々子でピッタリだな。
それ以外思いつかない。
相方は、「島田陽子以外は考えられない!!」(初代珠代)
と申しておりますが(笑)
でも石坂浩二もがんばるよなー。
設定は30代ぐらいでしょ?
すっげー映画観に行きたくなりました!!
(多分行く)
そして横溝作品にもはまりそうな予感・・・
オタッキーの血が騒ぐ。
そして新年最初の株取引も開始。
明日から仕事なのに。
もう忙しすぎ!!
(だから仕事しろって!!)
ついに・・・ついに読みました。
いやー、凄まじいね。
血の因縁というか、なんというか。
スケキヨの手形のところで「ん???」と思ったりもしたけど
まさか犯人があの人とはね・・・。
しかし、珠代のイメージは松島菜々子でピッタリだな。
それ以外思いつかない。
相方は、「島田陽子以外は考えられない!!」(初代珠代)
と申しておりますが(笑)
でも石坂浩二もがんばるよなー。
設定は30代ぐらいでしょ?
すっげー映画観に行きたくなりました!!
(多分行く)
そして横溝作品にもはまりそうな予感・・・
オタッキーの血が騒ぐ。
そして新年最初の株取引も開始。
明日から仕事なのに。
もう忙しすぎ!!
(だから仕事しろって!!)
ヒトラー~最期の12日間~スタンダード・エディション
2007年1月3日 映画
DVD 日活 2006/11/10 ¥3,990 1942年、ミュンヘン出身の若い女性が、アドルフ・ヒトラーの秘書になる。彼女は追いつめられたヒトラーの最期の日々を近くで目撃。独裁者をひとりの人間として見つづけた彼女の瞳に映った、本当のヒトラーの姿とは? 指令本部から出ようとしない晩年のヒトラーは、部下たちの助言にもなかなか耳を貸さず、強いドイツを最期まで疑わな…
実在の人の証言に基づいて作られた映画のようで、
非常にリアルだった。
あくまでもヒトラーに心酔し、
運命をともにしようとするする人々がいる一方で、
自分の頭で考え、ヒトラーに意見し、
行動する人々もいたということがわかった。
しかしヒトラーをはじめとする軍の司令部の多くの人は
国民のことを考えず、また惨状を見ようともせず
安全な場所にいて、あくまでも勝利にこだわる。
降伏するならば「死」を選ぶのだ。
洗脳って恐ろしい。
あそこまであきらかにおかしな判断をする総統を
最期まで信じるのだ。
そして戦争って虚しい。無意味だ。
でもこの映画でわかったことは、
ナチスドイツが内部からもうすでに崩壊していたことだ。
ここに至るまでの経過が知りたい。
じゃないと、気が済まない・・・。
ネオナチなんて冗談じゃない!!
正月そうそうずっしり重たい映画ばっか観てるよな〜。
実在の人の証言に基づいて作られた映画のようで、
非常にリアルだった。
あくまでもヒトラーに心酔し、
運命をともにしようとするする人々がいる一方で、
自分の頭で考え、ヒトラーに意見し、
行動する人々もいたということがわかった。
しかしヒトラーをはじめとする軍の司令部の多くの人は
国民のことを考えず、また惨状を見ようともせず
安全な場所にいて、あくまでも勝利にこだわる。
降伏するならば「死」を選ぶのだ。
洗脳って恐ろしい。
あそこまであきらかにおかしな判断をする総統を
最期まで信じるのだ。
そして戦争って虚しい。無意味だ。
でもこの映画でわかったことは、
ナチスドイツが内部からもうすでに崩壊していたことだ。
ここに至るまでの経過が知りたい。
じゃないと、気が済まない・・・。
ネオナチなんて冗談じゃない!!
正月そうそうずっしり重たい映画ばっか観てるよな〜。
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硫黄島からの手紙 (監督 クリント・イーストウッド、出演 渡辺謙、二宮和也)
2007年1月2日 映画
DVD 1944年、陸軍中将・栗林が硫黄島に降り立った。本土防衛の最後の砦の硫黄島だったが、場当たり的な作戦と非情な体罰により、兵士たちは疲労と不満が渦巻いていた。ところが栗林は違った。アメリカ留学の経験があり、敵国を知り尽くした男は、体罰をやめ、島のすみずみまで歩き、作戦を練りに練った。そして米国が来襲。硫黄島は5日で落ち…
正月そうそう観に行きました。
栗林中将(渡辺謙)と西(伊原剛)がすごくよかった。
ああいう状況にあっても人としての心を忘れない。
部下への思いやりや、捕虜との人間同士の会話・・・
でもはっきり言って硫黄島は捨て駒だったわけでしょう?
大本営からは援軍も送ってこない。
それでいてそこが落ちたら本土決戦は免れない・・・
栗林中将を送り込んだはいいけど、
あれじゃどうしようもないじゃん!!
一日でも長く持ちこたえて玉砕するしかないじゃん!!
なんか虚しくてたまらなかった。
でも事実。
ことさらドラマチックでもないし、
涙を誘うような描かれ方でもないけれど、
こういうことが実際に日本で行われ、
実際にあれだけの人たちの命が失われたんだってことを
あらためて思い知った。
このことを忘れちゃいけない。
もう絶対絶対戦争はアウトです!!!
正月そうそう観に行きました。
栗林中将(渡辺謙)と西(伊原剛)がすごくよかった。
ああいう状況にあっても人としての心を忘れない。
部下への思いやりや、捕虜との人間同士の会話・・・
でもはっきり言って硫黄島は捨て駒だったわけでしょう?
大本営からは援軍も送ってこない。
それでいてそこが落ちたら本土決戦は免れない・・・
栗林中将を送り込んだはいいけど、
あれじゃどうしようもないじゃん!!
一日でも長く持ちこたえて玉砕するしかないじゃん!!
なんか虚しくてたまらなかった。
でも事実。
ことさらドラマチックでもないし、
涙を誘うような描かれ方でもないけれど、
こういうことが実際に日本で行われ、
実際にあれだけの人たちの命が失われたんだってことを
あらためて思い知った。
このことを忘れちゃいけない。
もう絶対絶対戦争はアウトです!!!
コミック昭和史 (第1巻) 関東大震災~満州事変
2006年12月28日 読書
ISBN:4061857509 文庫 水木 しげる 講談社 ¥560
面白そうだったので知り合いに借りてきました。
昭和史にも興味があったし、水木さんも好きだし。
で、結構くわしく日本の歴史についても書いてあるし、
何と言っても実際にその時代を生きた水木少年史が最高!!
ある意味常人じゃないよね。
不思議君です(笑)
まあ、自分も相方も似たようなもんなので、
こういう人ってすごく親近感わくんだよなあ。
やっぱ芸術家って多かれ少なかれそういうもんですよね。
(自分達は芸術家じゃないけど・・・)
何かに異常なこだわりをもち、
飽きずに追究していくところや
普通の社会人としては不適格なところとか、が似てるだけ。
まあ自分達は凡人なのでなんとか今のちーっちゃいかごの中で
いかに自分らしく適度に楽しく暮らしていけるかをようやく身につけ、まあなんとかやっているわけで。
うーん。しかし日本が軍国主義に染まり戦争へと突入していく空気感とかが絶妙に描かれているのでよくわかる。
絶対に二の舞にならないよう、頼むぜ総理大臣!!
「愛国心」とかを法律に入れてる場合じゃないんじゃねーか?
とにかく夢中でむさぼり読んでます。
・・・ていうか、年賀状作ってない!!
やべっ。まずそっちやります。
すごすご。
面白そうだったので知り合いに借りてきました。
昭和史にも興味があったし、水木さんも好きだし。
で、結構くわしく日本の歴史についても書いてあるし、
何と言っても実際にその時代を生きた水木少年史が最高!!
ある意味常人じゃないよね。
不思議君です(笑)
まあ、自分も相方も似たようなもんなので、
こういう人ってすごく親近感わくんだよなあ。
やっぱ芸術家って多かれ少なかれそういうもんですよね。
(自分達は芸術家じゃないけど・・・)
何かに異常なこだわりをもち、
飽きずに追究していくところや
普通の社会人としては不適格なところとか、が似てるだけ。
まあ自分達は凡人なのでなんとか今のちーっちゃいかごの中で
いかに自分らしく適度に楽しく暮らしていけるかをようやく身につけ、まあなんとかやっているわけで。
うーん。しかし日本が軍国主義に染まり戦争へと突入していく空気感とかが絶妙に描かれているのでよくわかる。
絶対に二の舞にならないよう、頼むぜ総理大臣!!
「愛国心」とかを法律に入れてる場合じゃないんじゃねーか?
とにかく夢中でむさぼり読んでます。
・・・ていうか、年賀状作ってない!!
やべっ。まずそっちやります。
すごすご。
オペレッタ狸御殿 プレミアム・エディション
2006年12月27日 映画
DVD ジェネオン エンタテインメント 2005/10/21 ¥4,935 かつて美空ひばり、若尾文子らが主演し、日本映画の黄金期を支えた人気シリーズ「狸御殿」が鈴木清順監督によって復活。「がらさ城」の城主である実父から命を狙われる雨千代が、唐の国から来た狸姫と出会う。狸姫の御殿に閉じこめられた雨千代は、彼女と惹かれ合っていく。チャン・ツィイー、オダギリジョーという美男美女の共演による、…
うーん・・・
マニアックすぎて途中で断念。
舞台と映像の合体って感じで、
しかもミュージカル調で発想は面白いんだけど。
まあオダジョーのしぶい歌と若侍姿が良かったのでよしとする。
・・・でも意味がわからん。
うーん・・・
マニアックすぎて途中で断念。
舞台と映像の合体って感じで、
しかもミュージカル調で発想は面白いんだけど。
まあオダジョーのしぶい歌と若侍姿が良かったのでよしとする。
・・・でも意味がわからん。
はい鉄鋼祭りすごすぎですよ〜!!
2006年12月26日 趣味少し前にいったん利益確定して売りに出した某鉄鋼株。
だがそのあとも勢いはとどまるところをしらない。
まさに電光石火の勢いで、鯉の滝登りのように、
上がる上がる。
なので、我慢できず再び数日前に参戦。
出来高トップ二社の一瞬の下げの瞬間にささっと買い。
デイトレしてるわけでもないのに、
指し値の読みが大当たり。
案外向いてるかもしんない。
半年にしてはけっこう儲けさせてもらってるし。
けして必死こいてるワケじゃなくて、
どっちかっつーと楽しませてももらってるところがポイント。
いいストレス発散です♪
普段かなりめんどくさい人たち相手の仕事だから
数字相手の株取引が逆に癒されるのかな?
でもここでいい気になってはいけない。
株価上がりすぎだ。
いくらなんでも。
どこまでいくのか。
しかし、それは誰にもわからない・・・。
ただ言えることは「いつかは下がる」。
いくらで売り注文を出そうか。
ちょっと手を広げすぎだしね。
早めに逃げます。
ちょっとずつ儲けてささやかに楽しむのが、
自分のスタイルです。
だがそのあとも勢いはとどまるところをしらない。
まさに電光石火の勢いで、鯉の滝登りのように、
上がる上がる。
なので、我慢できず再び数日前に参戦。
出来高トップ二社の一瞬の下げの瞬間にささっと買い。
デイトレしてるわけでもないのに、
指し値の読みが大当たり。
案外向いてるかもしんない。
半年にしてはけっこう儲けさせてもらってるし。
けして必死こいてるワケじゃなくて、
どっちかっつーと楽しませてももらってるところがポイント。
いいストレス発散です♪
普段かなりめんどくさい人たち相手の仕事だから
数字相手の株取引が逆に癒されるのかな?
でもここでいい気になってはいけない。
株価上がりすぎだ。
いくらなんでも。
どこまでいくのか。
しかし、それは誰にもわからない・・・。
ただ言えることは「いつかは下がる」。
いくらで売り注文を出そうか。
ちょっと手を広げすぎだしね。
早めに逃げます。
ちょっとずつ儲けてささやかに楽しむのが、
自分のスタイルです。
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Wドラマ「神さまからひと言」
2006年12月24日 TVhttp://www.wowow.co.jp/dramaw/kamisama/index.html
いやー。
やっぱし面白かったっす★
主人公は大手広告代理店から食品会社へ転職してきた青年。
これをチビノリダー君が演じてました。
新作カップ麺のネーミングをめぐるプレゼンでもめごとを起こし
速攻で左遷。
(企業ってシビアだな・・・)
左遷先は「お客様相談センター」。
要はクレーム対処係。
本社から遠く離れた八王子にその部署はあり、
連日客からのクレームに対応するのだが、
ここに来たが最後、二度と本社へは戻れないという。
しかし、主人公はここで客の生の声を聞き、
先輩からいろいろな対応の仕方を伝授される。
その先輩役を陣内さんが演じているのだが、
もうナイスキャスティングでした!!
いい加減で適当なんだけど、
おさえるとこはびしーっとおさえるみたいな。
もうホントおっかしくって二人で笑いながら観てました。
そして結末はスカッとしました。
原作も図書館から借りてあるので、これから読みます。
楽しみだ〜。
しかしWドラマって原作選びのセンスもいいし、
キャスティングもよくって、映画感覚で楽しめます。
これからも期待してます!!
(株価は・・・だけどね)
まあとにかくガンバレWOWOW★
いやー。
やっぱし面白かったっす★
主人公は大手広告代理店から食品会社へ転職してきた青年。
これをチビノリダー君が演じてました。
新作カップ麺のネーミングをめぐるプレゼンでもめごとを起こし
速攻で左遷。
(企業ってシビアだな・・・)
左遷先は「お客様相談センター」。
要はクレーム対処係。
本社から遠く離れた八王子にその部署はあり、
連日客からのクレームに対応するのだが、
ここに来たが最後、二度と本社へは戻れないという。
しかし、主人公はここで客の生の声を聞き、
先輩からいろいろな対応の仕方を伝授される。
その先輩役を陣内さんが演じているのだが、
もうナイスキャスティングでした!!
いい加減で適当なんだけど、
おさえるとこはびしーっとおさえるみたいな。
もうホントおっかしくって二人で笑いながら観てました。
そして結末はスカッとしました。
原作も図書館から借りてあるので、これから読みます。
楽しみだ〜。
しかしWドラマって原作選びのセンスもいいし、
キャスティングもよくって、映画感覚で楽しめます。
これからも期待してます!!
(株価は・・・だけどね)
まあとにかくガンバレWOWOW★
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ISBN:4334924468 単行本 荻原 浩 光文社 ¥1,575
若年性アルツハイマーに冒された50歳の広告マンの物語。
とにかく切なかった。
一生懸命に記憶をつなぎ止めようと努力するが、
大事な記憶がどんどんとこぼれ落ちてしまう。
しかもこの病は治らない。
緩やかに症状が進行し、
しまいには身体さえ動かせなくなって死に至る・・・
(死んでしまうなんて知らなかった)
主人公は妻の献身的な支えにもかかわらず
仕事にも支障をきたし始めてしまう。
大事な家族さえも自分は忘れてしまうかもしれない。
その恐怖ってどんなものだろうか?
自分には想像も出来ない。
でも、家族側の悲しみは想像できる。
映画では原作と違う結末だそうですが、
原作の結末はとても悲しかった。
ちょっと涙が出そうになっちまいました。
絶対映画も観たい作品です。
で、自分はこの本を書いた作者荻原浩さんに注目。
荻原さん自身広告マンだったらしい。
早速何冊か図書館に予約入れました。
読んだらまた感想を書きます。
そして今ナイスタイミングでWドラマ「神さまのひと言」放送中。
チビノリダーいい役者になったねえ。
こっちもまた感想をアップします。
若年性アルツハイマーに冒された50歳の広告マンの物語。
とにかく切なかった。
一生懸命に記憶をつなぎ止めようと努力するが、
大事な記憶がどんどんとこぼれ落ちてしまう。
しかもこの病は治らない。
緩やかに症状が進行し、
しまいには身体さえ動かせなくなって死に至る・・・
(死んでしまうなんて知らなかった)
主人公は妻の献身的な支えにもかかわらず
仕事にも支障をきたし始めてしまう。
大事な家族さえも自分は忘れてしまうかもしれない。
その恐怖ってどんなものだろうか?
自分には想像も出来ない。
でも、家族側の悲しみは想像できる。
映画では原作と違う結末だそうですが、
原作の結末はとても悲しかった。
ちょっと涙が出そうになっちまいました。
絶対映画も観たい作品です。
で、自分はこの本を書いた作者荻原浩さんに注目。
荻原さん自身広告マンだったらしい。
早速何冊か図書館に予約入れました。
読んだらまた感想を書きます。
そして今ナイスタイミングでWドラマ「神さまのひと言」放送中。
チビノリダーいい役者になったねえ。
こっちもまた感想をアップします。
ISBN:4408612227 単行本 水木 しげる 実業之日本社 ¥1,575
知り合いに借りて読んでみました。
ヒットラーがなぜあれほどユダヤ人を憎んだのか、
またあの狂信的な愛国心はどこからきているのか、
そういった点はこの漫画には詳細に描かれていない。
けれど、どうやって若い頃はホームレスのようだった彼が
一国の大統領兼首相にまで成り上がり、
ドイツの人々の心をつかんでいったのかが何となくわかった。
誇大妄想狂。
だったのでしょう、確かに。
でも読後感はなんだかモヤモヤした感じ。
わかったようなわかんないような・・・
なので手塚先生の「アドルフに告ぐ」でも読んでみようか。
知り合いに借りて読んでみました。
ヒットラーがなぜあれほどユダヤ人を憎んだのか、
またあの狂信的な愛国心はどこからきているのか、
そういった点はこの漫画には詳細に描かれていない。
けれど、どうやって若い頃はホームレスのようだった彼が
一国の大統領兼首相にまで成り上がり、
ドイツの人々の心をつかんでいったのかが何となくわかった。
誇大妄想狂。
だったのでしょう、確かに。
でも読後感はなんだかモヤモヤした感じ。
わかったようなわかんないような・・・
なので手塚先生の「アドルフに告ぐ」でも読んでみようか。
ISBN:4062126737 単行本 瀬尾 まいこ 講談社 ¥1,470
「父さんは、父さんを辞めようと思う」
こんな印象的なセリフから物語ははじまる。
ある梅雨の日突然に自殺未遂した父さん、
それによって家を出て行った母さん。
そのトラウマで梅雨の時期にひどい頭痛に悩まされる主人公。
いっぽう一見のんきで穏やかな兄。
それぞれにとっていろいろなことが降りかかるけれど、
家族の一人ひとりが魅力的に描かれ、
彼らの優しくて善良な心が、
本来なら崩壊していくはずの家族を家族たらしめている。
後半はかなりツライ状況があるけど、
すごく好きな小説です。
純粋に家族を思いやる気持ちがあったかい。
自分的にはなんか父さんにシンクロした。
仕事を辞めて薬学部に入り直そうとする父さん。
猛勉強するが、当然そううまくいくはずもなく浪人。
そのうち予備校でバイト。
しまいにはそこで正社員に。
きっとやっと天職に巡り会ったのだろうね。
実際は中年になって(しかも所帯持ちで)
そこまで人生を賭けられないが、
そうしたくなる気持ちはすごくわかる。
映画化されるそうなので、楽しみです。
「父さんは、父さんを辞めようと思う」
こんな印象的なセリフから物語ははじまる。
ある梅雨の日突然に自殺未遂した父さん、
それによって家を出て行った母さん。
そのトラウマで梅雨の時期にひどい頭痛に悩まされる主人公。
いっぽう一見のんきで穏やかな兄。
それぞれにとっていろいろなことが降りかかるけれど、
家族の一人ひとりが魅力的に描かれ、
彼らの優しくて善良な心が、
本来なら崩壊していくはずの家族を家族たらしめている。
後半はかなりツライ状況があるけど、
すごく好きな小説です。
純粋に家族を思いやる気持ちがあったかい。
自分的にはなんか父さんにシンクロした。
仕事を辞めて薬学部に入り直そうとする父さん。
猛勉強するが、当然そううまくいくはずもなく浪人。
そのうち予備校でバイト。
しまいにはそこで正社員に。
きっとやっと天職に巡り会ったのだろうね。
実際は中年になって(しかも所帯持ちで)
そこまで人生を賭けられないが、
そうしたくなる気持ちはすごくわかる。
映画化されるそうなので、楽しみです。
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ISBN:4088625722 コミック 森本 梢子 集英社 ¥770
即時に読了。
なんやかんや黒田組に事件勃発。
んで、どうやら慎が心を決めたっぽいね〜。
相変わらずぶっ飛んだヤンクミに、
年下の慎がクールに突っ込む。
イイ感じです。
好きだなあ、ヤンクミみたいな先生。
即時に読了。
なんやかんや黒田組に事件勃発。
んで、どうやら慎が心を決めたっぽいね〜。
相変わらずぶっ飛んだヤンクミに、
年下の慎がクールに突っ込む。
イイ感じです。
好きだなあ、ヤンクミみたいな先生。
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Video Game カプコン 2006/04/20 ¥7,140
ずーっと気になってたゲーム。
相方が知り合いから借りてきたので早速トライ。
やっべー。かなり面白い。
ゲームから卒業しようと思ってたのに、
卒業はそっこうで延期決定!!
日本の古代史やら昔話やらが随所にちりばめられ、
歴史好きな自分達にはたまらない。
しかもドラクエやFFに比べて易しいし、
ほのぼのシーンもあって和む・・・
しばらく楽しんじゃいそうです。
うはうはです。
ホントがきんちょですね(笑)
ずーっと気になってたゲーム。
相方が知り合いから借りてきたので早速トライ。
やっべー。かなり面白い。
ゲームから卒業しようと思ってたのに、
卒業はそっこうで延期決定!!
日本の古代史やら昔話やらが随所にちりばめられ、
歴史好きな自分達にはたまらない。
しかもドラクエやFFに比べて易しいし、
ほのぼのシーンもあって和む・・・
しばらく楽しんじゃいそうです。
うはうはです。
ホントがきんちょですね(笑)
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ISBN:4087813193 単行本 村山 由佳 集英社 ¥1,470
原作読了。
やっぱりドラマに比べると原作はいいね。
憧れだった高校の担任夏妃との偶然の再会から
主人公慎一は再び恋に落ち、深い仲になる。
物語はこの慎一の視点から丁寧に描かれる。
嫉妬、不安、愛しさ。
年上のクールな夏妃に対してかき乱される思い。
自分自身の複雑な生い立ちや、
おばあさんの死に対する後悔の気持ちなんかが、
きちんと描かれていたので、
ドラマとは違った感じを受けた。
やっぱり本っていいなあ。
で、さっそく読み終わった本とCDを抱えて図書館へ。
そしたらまた予約してた本が届いてた。
「幸福な食卓」。やりー。
あとはビッグトゥモロー(ビジネス雑誌)と、
CDを五枚ほど借りてきた。
マジで図書館最高!!
その後は古本屋をめぐって、
何冊か本と漫画を売ってきた。
店によって買い取り価格が倍位違うので、
自分は必ず二つの店で査定してもらってる。
ついでに「ごくせん14巻」をゲットして帰る。
たまんなく幸せ。
原作読了。
やっぱりドラマに比べると原作はいいね。
憧れだった高校の担任夏妃との偶然の再会から
主人公慎一は再び恋に落ち、深い仲になる。
物語はこの慎一の視点から丁寧に描かれる。
嫉妬、不安、愛しさ。
年上のクールな夏妃に対してかき乱される思い。
自分自身の複雑な生い立ちや、
おばあさんの死に対する後悔の気持ちなんかが、
きちんと描かれていたので、
ドラマとは違った感じを受けた。
やっぱり本っていいなあ。
で、さっそく読み終わった本とCDを抱えて図書館へ。
そしたらまた予約してた本が届いてた。
「幸福な食卓」。やりー。
あとはビッグトゥモロー(ビジネス雑誌)と、
CDを五枚ほど借りてきた。
マジで図書館最高!!
その後は古本屋をめぐって、
何冊か本と漫画を売ってきた。
店によって買い取り価格が倍位違うので、
自分は必ず二つの店で査定してもらってる。
ついでに「ごくせん14巻」をゲットして帰る。
たまんなく幸せ。
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ISBN:4048735837 単行本 瀬尾 まいこ 角川書店 ¥1,365
確か作者は中学校の先生だったと思います。
物語は、小学校そして中学校で起こる学校・学級崩壊、
対教師暴力、そしていじめがどのようにはじまり、
そして進行し、収束していくかを二人の少女の目線から描いています。
「荒れ」には必ず前兆がある。
教師がそれを見逃し、いったんはじまってしまったら最後。
立て直すのにはものすごい時間と労力がかかることを、
実は子どもたち自身の方がわかっているのかも、と思った。
「荒れ」がはじまってしまったら、
そこから避難するために不登校になる、
相談室登校を始める、
学習センター(出席とカウントされる)や
カウンセリングに通うなど、
子どもに「逃げ場」がたくさん用意されていること、
こういったことは現場の教師ならではのリアルな描写です。
でもそうやってある意味平和で何をやってもいい場所へ逃避したからと言って、
彼らの心が安らぐということはないのです。
親や教師はそうしておけば安全で、
その子にとって心の平安が訪れる・・・と考えがちだけれど、
実はなんの解決にもなってなかったりするんだなあ。
やっぱり「まともな学校・まともなクラス」で過ごしたい。
そう思っているんだよね。
この話に出てくる教師像も現実に存在するような人ばかりです。
表面的に力で子どもを抑えてカリスマになるも、
その人が異動した途端にタガが外れて荒れ始める学級。
アメとムチを上手く使い子どもの心をつかんだように見えるけど
実は見たくないものは見ないようにしていたり、
いじめに気づかないふりをしたりするずるい教師。
います。マジで。
この物語では、子ども自身が頑張って悪い状況を立て直したりしていますが、
実際は子どもにはなかなかそれはできない。
教師が体を張って、ただし暴力で抑えつけるのではなく、
誠実に学級を運営していくことが大事なんだよね。
しかしそうやって頑張っていこうとする教師は、
片っ端から心を病んでいくのが今の学校現場。
(たまたま今日の新聞にも載っていましたが)
丁寧な描写で、なおかつ教師の立場でありながらも
子ども側の心の葛藤や子どもなりの戦いをきちんと描いていた良作です。
きっといい先生なんだろうな、この作者。
確か作者は中学校の先生だったと思います。
物語は、小学校そして中学校で起こる学校・学級崩壊、
対教師暴力、そしていじめがどのようにはじまり、
そして進行し、収束していくかを二人の少女の目線から描いています。
「荒れ」には必ず前兆がある。
教師がそれを見逃し、いったんはじまってしまったら最後。
立て直すのにはものすごい時間と労力がかかることを、
実は子どもたち自身の方がわかっているのかも、と思った。
「荒れ」がはじまってしまったら、
そこから避難するために不登校になる、
相談室登校を始める、
学習センター(出席とカウントされる)や
カウンセリングに通うなど、
子どもに「逃げ場」がたくさん用意されていること、
こういったことは現場の教師ならではのリアルな描写です。
でもそうやってある意味平和で何をやってもいい場所へ逃避したからと言って、
彼らの心が安らぐということはないのです。
親や教師はそうしておけば安全で、
その子にとって心の平安が訪れる・・・と考えがちだけれど、
実はなんの解決にもなってなかったりするんだなあ。
やっぱり「まともな学校・まともなクラス」で過ごしたい。
そう思っているんだよね。
この話に出てくる教師像も現実に存在するような人ばかりです。
表面的に力で子どもを抑えてカリスマになるも、
その人が異動した途端にタガが外れて荒れ始める学級。
アメとムチを上手く使い子どもの心をつかんだように見えるけど
実は見たくないものは見ないようにしていたり、
いじめに気づかないふりをしたりするずるい教師。
います。マジで。
この物語では、子ども自身が頑張って悪い状況を立て直したりしていますが、
実際は子どもにはなかなかそれはできない。
教師が体を張って、ただし暴力で抑えつけるのではなく、
誠実に学級を運営していくことが大事なんだよね。
しかしそうやって頑張っていこうとする教師は、
片っ端から心を病んでいくのが今の学校現場。
(たまたま今日の新聞にも載っていましたが)
丁寧な描写で、なおかつ教師の立場でありながらも
子ども側の心の葛藤や子どもなりの戦いをきちんと描いていた良作です。
きっといい先生なんだろうな、この作者。